書道の命!正しい筆の選び方とお手入れ方法を知って大切に長く使おう

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書道

子供のころに学校の授業で書道、やりましたよね。しかしその後の日常生活では、筆で文字を書く機会はなかなかありません。でも、日本人ならば筆できれいな文字が書ければいざという時にとても役立ちます。

また趣味として書道を学び直したいという方もいらっしゃるでしょう。

書道で大切な道具といえば筆。この記事では正しい筆の選び方・お手入れの仕方をご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。

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書道で使う筆の選び方とは!?

書道で一番大事なのはなんでしょう?それは「筆」です。選ぶときに迷うのも筆ですよね。

上級者であっても筆選びに失敗すると、思うように字が書けないそうです。書道に慣れ親しんでいる人でも筆によって左右されるのですから、初心者ならなおさらですよね。

今から始めようと思っている人にとっては、筆はますます大事!と、いうことで筆の選び方です。

書道の筆にはいろんな種類があります。

  • 穂先の形状
  • 軸の太さ
  • 軸の長さ
  • 筆の長さ…

そしてもうひとつ重要なことは自分が書きたいものに合っていることです。選び方を見ていきましょう!

穂先の形状

まず、穂先の形状で良いとされているのは…

  1. 穂先が尖っているもの
    …穂先が尖っていることで美しい文字を書くための動きが違ってきます。※特に細筆には「尖り」が重要となってきます。
  2. 穂先がまとまっているもの
    …まとまりがあるものは墨をむらなくふくむため、なめらかに美しい文字が描けるようになります。
  3. 穂先が円錐状のもの
    …穂先が円錐状であるとねじれやゆがみなどが生じにくく、美しい文字が描けるようになります。
  4. 毛のコシが程よくて弾力のあるもの
    …美しい書の基本、とめ、はね、はらいを描くのにはコシ選びが重要になります。

墨をむらなくふくむ、穂先がまとまっていて尖って形状のよい、自分の手にあった物を選びましょう。

筆の太さ

太さについては、軸の太さで号数が決まっています。軸が太い=穂も太くなる というわけですね。選ぶ際は書く文字の数によって変えると良いですよ。

文字数が少ない場合は細い筆で書いてしまうと迫力がないですし、文字数が多いとあまり太いとかけない事になります。

基本的には書道始めたての場合は1文字か2文字から始めますよね。

習い事で習字をしている場合は別ですが、書道を始めるのは小学校3年生から。ちょうど今私の子供が3年生で、参観日には半紙を使って2文字書いたものが教室の後ろに飾られていました。

太さの選び方の目安は・・

  • 2文字の場合は「2号」または「3号」の筆を。
  • 4文字くらいになると「4号」の筆を。
  • 半切にたくさん文字を書く場合も「4号」くらいを。

ただし、筆はメーカーによっても規定が違ったりもするので、注意は必要です。

軸の長さ

軸の長さは、長いほうが上級者向けといえます。初心者はあまり長いものを選ばないようにしましょう。

穂の長さ

穂の長さは、穂の直径に対して何倍か?で名前が決まっているんですよ!気にしていなければ知らない事ですよね。

直径の3倍の長さのものが超短峰・5倍になると中峰・8倍になると超長峰となります。よく見るものは中峰です。

筆の長さは、楷書を書くのであれば中峰、行書を書くのであれば長峰。写経を書くなら長短峰を選びましょう。

 

・・・・・

それから、100円均一などでも筆は見かけます。安い筆は、素材がナイロンなどが混じっている場合があります。やはり筆は羊毛や馬毛、イタチの毛などのものを使った方が、細かいハネなどいわゆる書き心地が違います。

値段は違いますが、安すぎるとしっくりこないことが多いので、しっかり素材も見て買い換えるの必要がないように選びたいものです!

そしてきちんと選んだ筆は大事に使いたいですよね。次は筆のお手入れについてです。

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書道の筆の正しい手入れ方法とは!?

筆

書道の筆を使った後、放置していると大変なことになりますよね・・?

学校で洗わせてもらえなかったのか?ただ適当に片付けたのか?・・そのまま持って帰った子供達の放置した筆…石のようにカチカチになって使えるの?状態。

筆のためにも自分のためにも、次に気持ちよく使えるように片付けをしておきましょう。

 

<使用後の筆の手入れ方法>

  1. まず、穂先をじゅうぶんに濡らします。
    水を溜めてやっても、流水で濡らしてもどちらでもOKです。
  2. 指の腹の部分でもみ洗いをして、墨を洗い流します。
    がんばって、もんでも墨が出てこないくらいに洗いましょう。
    ※特に大事なのは穂の根本の部分、ここをしっかり洗っていないと後に筆が割れたりする原因になります。
  3. 十分にすすいだら筆の穂を腹で押さえつけるようにして絞ってください。
    ※筆に使用されている動物の毛は完全に濡れていれば、揉んでも絞っても傷むことはありません。
  4. その後使用済みの半紙などで拭いて水分をとりのぞくのもいいでしょう。
  5. 穂先を整えて完了

せっかく書道を始めようと良い筆を買ってもお手入れ不足で無駄にしてはもったいないですよね。

正しい筆のお手入れ方法で長く使用できるようにしましょう。

書道の筆の寿命ってどれくらい!?

書道

使う頻度にもよりますが、上手に手入れさえすれば筆の寿命は「一生もの」なんていわれています。プロの方などは数十万もする筆を使っているらしいですよ!

とにかく手入れを怠らなければ長く使えます。バサバサになったり毛が抜けてきたり、異常が起きない限りは使えます。

これから書道を始めようと思っているかたの書道の筆の選び方は穂先の尖ったコシと大きさが程よい一本を選びましょう。そして、使用後のお手入れを決して怠らないように!が、大事です。

良い筆を選んで「日本の心」を楽しんでくださいね。

まとめ

書道・・とても奥が深いものです。字を書く上で重要な役割を果たすのが筆ですよね。

せっかく選ぶのですから、価格面・使い勝手・書き味など自分にとって良いものを選べるとより楽しく書けるのではないでしょうか?!

そして、お手入れもしっかりすることでどんどん筆に愛着が湧いてもっと書道が好きになれるとおもます。たくさん書いて、早く上達するといいですね!

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