たとえば職場やサークルなどグループでのお付き合いをしている人などに不幸があった場合、「香典を連名で出したい」という場面があると思います。
そんな場面に遭遇した場合、どうしたら良いのかわからず適当に対処するわけにも行きません。きちんとしたマナーを知っているといいですよね。
- 香典袋はどのように用意して書き方はすればいいの?
- 金額はいくらにしたらいいの?
- 夫婦でひとつの香典なら連名にすべきなの?
この点について香典のマナーをご紹介します。
香典を連名で持っていくときの書き方とは!?
職場やグループの誰かに不幸があった場合、お香典を出して気持ちを伝えたいと感じることもあると思います。
けど、一人でお香典を渡すのも関係性から見るとちょっと違ったり、自分だけが出してしまうと周りも出さなくちゃいけない状況にしちゃったりしないか?と迷うことも。
そんな時はみんなでお香典を渡すという選択ができます。気持ちを伝えることができるし、一人一人の負担も多くなくて済みます。そこで連名の場合の香典袋の書き方をお伝えします。
連名で香典を出す場合、香典袋の名前を書く場所には、「○○○株式会社 社員一同」のように団体の名称だけを書き、別の紙に全員の名前を書いて袋の中に入れるようにします。
それに加えて、中袋には代表者の住所も記入しておきましょう。
それぞれ金額がちがうならば、別紙の名前一覧に金額も添えて書いておくと、喪家にわかりやすくていいです。
香典をいただくと喪家は香典返しをしなければなりません。金額を書くのはどうなの?と感じるかもしれませんが、わからないとあとで苦労させてしまうことになりかねません。くわしく書いておいてあげると後に喪家が困らなくていいですね。
では、連名で出す場合、どのくらいの金額にすればいいのか。相場を調べてみました。
香典を連名で持っていくときの金額は!?
香典の金額…。香典を出す上で困りどころですね。連名で香典を出す場合は特に、そこまで近しい関係ではないでしょうから、高額は包まなくていいでしょう。
通常ひとりおよそ3,000円〜5,000円が相場となっています。
連名にする団体の中で、正社員とパートなど立場に違いがある場合は、全員一律ではなく、正社員は5,000円、パートタイマーは3,000円と、いう風に金額に差をつけるというのも一般的であるようです。
しかし、会社などでひとり1,000円など決められた額がある場合は、相場より少額であっても、それにしたがって出します。
◆香典を連名でする場合の相場◆
- 一人 3,000円〜5,000円ほど
- 立場に違いがある場合は一律でなくても良い
- 会社の決まりがあるなら従う
注意点は合計したときの金額が「4」や、「9」にならないようにするということ!死や苦を連想させるので縁起が悪いと言われています。
古い慣習ではありますが、たしかに気持ちがいいものではありませんね。
グループで香典を出すときはこのようにしますが、夫婦で行くときはどうなのでしょう?ふたりでも香典は1つ。名前はふたりとも書いたほうが良いのでしょうか?
夫婦で行くときは香典も連名で書く!?
夫婦で通夜、葬儀に参列する機会もあると思います。香典を持っていくとき、1つの香典となりますよね。 と、なると香典袋にはふたりの名前を連名で書いたほうがいいのでしょうか…?
通常、冠婚葬祭の付き合いは「夫婦で一軒」となりますので、連名ではなくご主人の名前を書くのが一般的です。「家」として香典を出すという考えです。
しかし、ご主人はあまり付き合いがなく、奥様だけ付き合いがあるような時は連名で書くのもいいでしょう。または奥様の名前で書くほうが喪家にとってはわかりやすく、香典返しやお礼などの際ありがたいと思います。
知らない名前ではせっかく参列してもらったのに誰だかわからず・・なんていうことも起こり得ることです。
香典の出し方…いざというとき、失敗しないために知っておきたいマナーですね。
まとめ
冠婚葬祭の場では、マナーをきちんと守りたいもの。お香典を連名で渡すときもせっかく渡すのですから書き方など失礼のないように渡したいですよね。
改めて内容をまとめておきますね。
- 香典袋には、「○○○株式会社 社員一同」のように団体の名称だけを書く。
- 別の紙に全員の名前を書いて袋の中に入れるようにする。
- 中袋には代表者の名前を書く。
- 連名の香典の場合、相場は3000円〜5000円
- 会社の決まりがあるなら従う
- 立場によって差があっても良い
- 夫婦の場合はご主人の名前を。
- 奥さんの方が親しかった場合は奥さんの名前を書く。
これで、香典を連名で渡すときもバッチリですね。
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