「十三参り」聞いた事があるという方もいれば、初めて聞いた!という方もいるのではないでしょうか?
子供に関わる行事ではありますが、七五三より有名ではないというのが実情、でも知ってしまうと気になる行事でもあります。
七五三はだいたい11月・・というように、十三参りの時期はいつなのか?やらないとどうなるのか?何を願うのか?など十三参りについてまとめます。
十三参りの時期はいつ?満年齢でする?
そのネーミングからしてそこそこ想像はつくでしょうか。まずは十三歳で参るものでしょ?と、思いながらもなんだか半信半疑。
詳しく調べてみると…
十三詣りあるいは十三参り(じゅうさんまいり)は、旧暦の3月13日前後(新暦の3月13日から5月13日)に、男女とも数え年13歳でおこなう祝いである。
子供の多福・開運を祈り、小学校を卒業して中学校に入学する春に寺社に詣でる形式が一般的。
〜Wikipediaより〜
男女とも、満年齢ではなく、数え年で参ります。
そして時期は、春がメイン。
旧暦の3月13日ごろというと新暦の4月13日頃ですから、ちょうど入学式が終わって新生活を始める頃です。
上記のwikipediaにもあるように3月13日頃から5月13日ごろまでの2ヶ月間、十三参りの主な期間としているので、小学校の卒業式が終わって子どもが春休みの間ということになります。
十三参りは七五三に比べてメジャーではありませんが、小学校から中学校へ行くという節目の時期なので特に覚えやすいですよね。
でも、十三参りはしない人も多いのが現実。するのとしないの、どう違ってくるのでしょうか?
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十三参りするしないで何が違う!?
十三参りで有名なのは京都の虚空蔵法輪寺の虚空蔵菩薩へのお参りです。
HPにくわしく説明がありました。→虚空蔵法輪寺
このホームページにもあるように、十三参りは十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように祈願するお参りです。
十三参りで健康で賢い子になれることを願うのです。
お宮参りも七・五・三も最近は写真だけという家庭が増えています。
十三参りもこれらと同じ子供の行事なので、するかしないかは各家庭によりけりだと思います。これは各家庭の考え方次第。
十三参りをしたからといって何かすぐに変わるものではないですが、子供の成長を願う上で親としてできることの一つではあります。
しかし、十三参りは知らない人も多いのが現状ですのでしない人もたくさんいます。
我が家の場合、長女の時は知らなかったので、やらずに過ごしていますが、元気で賢……やっておけば賢くなっていたのかも!?なんて今では思っちゃいます。
これから先13歳になる兄弟たちはどうすべきか・・悩みますね(笑)
十三参りをするとやはり親にも子供にも記憶に残るので、良い思い出となるのではないか、とは感じています。
十三参りを知らないのは地域の問題!?
十三参りの発祥は関西、京都です。それが最近になって関東にも進出してきて、全国で広まり始めたようです。
これはいつの頃からか全国に浸透した、節分の「恵方巻」と同じような広まり方をしているようですよ。…と、いうことはもう少ししたら全国的に常識になっているかもですね。
本場京都嵐山の法輪寺での十三参りにはおもしろい言い伝えがあります。「祈祷を終えて本堂を出た後、後ろを振り向いてはいけない。」
なんだかホラー映画のキャッチコピーみたいですが、そうではなく、祈祷を終えた後振り返ってしまうと、せっかく授かった智恵を返すことになるのだそうです。
狭くて長い石段を降りきって鳥居をくぐるまで、渡月橋を渡り切るまでは周りの誘惑に負けないで決して振り返らないこと!
法輪寺での常識だそうですよ。心して前を向いて歩いてくださいね。
まとめ
十三参りは数えで13歳、小学校を卒業して中学生にあがる春休みあたりで行われます。京都由来のもので、厄避けと智恵を授かりますようにと、子供の成長を祝う儀式ということが分かりました。
大人に一歩近づいた我が子を見る良い機会ですね。ぜひ、家族でお参りしてみてください。
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