あれ?いつもよりげっぷが多い??
日常的に出るものなのでいつもは気にしていなくても、ちょっと多いと意識してしまうのもゲップです。もしかしたら病気かも?一度そう思うと心配になりますね。
この記事ではげっぷが多い原因で考えられることをまとめました。対処法も後半に紹介しますのでげっぷが多いと感じる方はぜひ参考にしてくださいね。
炭酸飲んでないのになんで!?ゲップが多い原因とは
ゲップは、食道・胃・腸などに溜まったガスや空気が口や鼻から出る生理的な現象です。1日の中で適度に出るゲップは、健康な証拠!
でも、たくさんゲップが出まくったら・・心配ですよね。
やはり過度にゲップが出る場合、何かしらの原因があったり、病気の可能性があります。胃の病気である可能性も。ちなみに、炭酸水を飲んだときに出てくるのはガスではなく、炭酸ですので心配いりませんよ。
ゲップが多い場合に考えられる原因は次の通りです。
食事
一般的な原因は食事によるものです。また、脂っこい食べ物はガスを多く発生させ、ゲップが出やすくなります。私、これを知りませんでした。子供もいるので、よく揚げ物をするのですが、これがゲップの原因にもなるとは驚きです。
ゲップがたくさん出る・・そう感じた場合はどんな食べ物を食べたのかも思い出してみましょう。
一過性のストレス
強い緊張などの一過性のストレスもゲップの原因になります。ストレスは、身体中の血管を収縮させる作用があり、強く緊張すると急激に血管が収縮、それに合わせて胃も収縮するため、ゲップが出やすいのです。
今、ゲップがたくさん出ると感じているのであれば、仕事や普段のストレスがどうなのか?を改めて考えて見てください。そしてできるだけストレスを解消できるように動きましょう。
噛み締め症候群
歯を噛み締めることで、舌が上顎について唾液が奥の方へ流れやすくなり、この唾液と一緒に空気を飲み込んでしまいます。これによって、ゲップが多くなってしまいます。
噛み締め症候群は、日常の不安や緊張などのストレスから、無意識に歯を噛み締めてしまうのです。
呑気症
空気を通常より多く飲み込み、胃に空気が溜まってしまう病気です。呑気症、または空気嚥下症と言います。これが原因で、お腹が張ってしまったり、ゲップやおならが多くなります。
呑気症は噛み締め症候群が原因でなると言われ、これもストレスからきています。また、お腹がぐるぐる鳴るのも呑気症の症状の1つです。
逆流性食道炎
食べた物が完全に消化されないまま、胃酸とともに食道付近まで逆流し、そこに留まることで炎症を起こしてしまう病気です。
逆流性食道炎の場合、ゲップ以外の症状は次のようなものがあります。
- お腹の張り
- 食欲不振
- 吐き気、嘔吐
- 呑酸
炎症が強いと、みぞおちあたりに痛みや違和感を感じます。
慢性胃炎
胃酸の分泌量が増え、胃粘膜を傷つけてしまうことで起こる病気です。ゲップ以外の症状はこちらです。
- 胃痛
- お腹の張り
- 呑酸
- 血便
これがさらに悪化すると、胃潰瘍や胃がんにつながると言われているので注意が必要です。
胃潰瘍
慢性胃炎やストレス、ピロリ菌感染などが原因で胃酸が増え、粘膜が胃液で傷つけられて潰瘍化して発病します。私の主人はピロリ菌が原因の胃潰瘍でした。ゲップ以外の症状には次のようなものがあります。
- 胃痛
- 嘔吐
- お腹の張り
- 腹部の不快感
- 食欲不振
- 呑酸
- 血便
胃がん
胃粘膜内部の組織が、ガン化する病気です。
ゲップ以外の症状としては
- 激しい腹痛
- 嘔吐
- 発熱
- 血便
初期の胃がんでは、胃酸の分泌が増えガスが溜まりやすくなるので、ゲップがよく出るようになるということです。
機能性ディスペプシア
この病気は、明らかな消化器異常があるのにも関わらず、内視鏡検査では異常が見つからないという病気です。
原因は不明らしく、精神的なストレスから胃や十二指腸の強い緊張状態によって引き起こされているのではないかと言われています。
ゲップ以外の症状には
- 胃痛
- 嘔吐
などがあります。
胃下垂
胃が正常の位置より垂れ下がった状態で、消化不良を起こしやすくなります。
ゲップ以外にも
- 胃もたれ感
- 食欲不振
- 吐き気
胃下垂は自覚症状があらわれてない場合は問題ありません。しかし、症状が酷い場合は治療が必要になります。
呼吸器の病気
- 咽頭ガン
- 咽頭ポリープ
- 扁桃ガン
- 扁桃ポリープ
- 喉頭ガン
- 喉頭ポリープ
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ゲップが多いときの対処法とは
ゲップが頻繁に出ると自分自身も不快ですが、周りにいる人をいやな気分にさせたり、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。そんな状況にならないようにするために、ゲップの種類別に対処法を紹介していきます!
生活習慣によるゲップの対処法
食事
早食いや大食い、長時間開けてからのまとめ食い、ながら食いは、より多くの空気を飲み込んでしまいます。時間があるときは出来るだけ、ゆっくりよく噛んで食事をしましょう!これだけでもゲップはかなり軽減すると思います。
他にも胃に良くないものを避けるだけでも効果があります。
脂っこいものや香辛料が多いもの、スナック菓子やイモ類、アルコールなど胃の負担になるものは、極力避けましょう。
飲み物
お茶やコーヒーなどの熱い飲み物を飲むとき、大げさにすすらないようにしましょう。また、カフェインを含む飲み物も胃の負担になります。当然ですが、ゲップが止まらないときは炭酸飲料も避けましょう。
また喫煙は胃の大敵です。ゲップが止まらないときは禁煙しましょう!
運動
運動不足は胃腸の働きを低下させてしまいます。散歩など軽い運動を日常生活に取り入れたり、スポーツジムなどで積極的に身体を動かすことも効果的ですよ。
心因的ストレスによるゲップの対処法
仕事や勉強の合間に深呼吸やストレッチなどをして、身体を動かすことで身体と心の緊張をほぐしましょう。
過剰になった胃酸やガスの中和には水分補給も効果があるので、ゆっくりリラックスしながら水分補給しましょう。このとき、胃の負担になるような飲み物は避けてください!
心因的な原因がある場合には心療内科や精神科を受診してみましょう。抗不安剤や抗うつ剤を飲むことでストレスがなくなり、症状が軽くなる場合もありますよ。
胃腸の病気不調によるゲップの対処法
病気によるゲップは無理に止めることができないので、病気の治療が必要になります。
市販の胃薬を使用することで、症状が軽くなることはあります。しかし、市販の薬でも変化がなく、ご飯を食べた後でもないのに胃もたれ・胃痛などの症状がある場合は、医療機関での検査・治療をおすすめします。
まとめ
過度なゲップには食事だけでなく、ストレスや病気などの原因があります。あまりにひどいときは、早めに病院を受診しましょう。病気の場合は治療して、早めに対処していきましょうね。
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