寒い季節が終わり、春休みがあけ新学期が始まる頃に行われる4月の花祭りは、ご存知でしょうか?
クリスマスは冬のキリスト教の行事として信仰に関係なく広がっていますが、仏教の行事である花祭りはそこまで知られていないような気がします。
花祭りでは、甘茶での接待があるんです。この甘茶・・ちょっと普段馴染みないものですよね?そんな甘茶について、
- 花祭りはいつやるの?甘茶で何するの?
- 甘茶の作り方は?
- 甘茶の効能とは
などをまとめましたので、参考にしてみてください。
花祭りはいつやるの?
日本の文化の1つ、花祭りはお釈迦様の誕生を祝う仏教の行事です。
お釈迦様(ゴータマ・シッダッタ)が生まれたことから、4月8日に行う「春の行事」となっています。
別名がたくさんあり、降誕会(ごうたんえ)・仏生会(ぶっしょうえ)・浴仏会(よくぶつえ)・龍華会(りゅうげえ)・花会式(はなえしき)と呼ぶこともあります。
日本には7世紀ごろ中国から伝わり、お寺の行事として今も親しまれています。
花祭りではお釈迦様の像に甘茶をかけるのですが、これはお釈迦様が生まれたときに9頭の八大竜王が天から甘い水を降らせ、それを産湯として使ったという伝説に由来しています。
行事ではお釈迦様にかけたり、振舞われたりする甘茶。この花祭りの甘茶ってどうやって作られてるのか?どんな効能があるのか?
次に紹介しますね。
花祭りで大事な甘茶の作り方とは
4月8日の花祭りに行くと、先にも述べたようにお釈迦様の像に甘茶をかける行事があり、祭りのあとには甘茶がふるまわれることがあります。
甘茶って馴染みがありますか?どうやってつくるのかな?と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
甘茶とは、アジサイ科のヤマアジサイの変種、小甘茶(こあまちゃ)からつくられます。紫陽花ですから花が咲くのは5月・6月。お茶として摘む時期は8月下旬ごろだそうです。
葉を摘み、洗い、発酵。そして日に干して乾燥。
発酵させることで、砂糖よりも百倍以上も甘いお茶になるのです。
甘味成分はフィロズルチンとイソフィロズルチン。
お菓子の甘味料にもつかわれるほどの甘さですが、自然由来の甘さなので、スッと飲みやすいのが特徴!
発酵があるので作り方は複雑ですが、もちろん市販されているので、気軽に甘茶を飲むことができます。
甘茶の効能とは?
心を清めるといわれる甘茶の「効能」気になりますよね。ただ甘いだけではない甘茶には・・
- 胃や腸の機能を整え、血行をよくする
- 抗アレルギー作用がある 花粉症などの症状を軽減
- 口臭や歯周病予防
- 夏バテ予防
などの効能が期待できる成分が含まれています。
春はアレルギーの季節でもあります。抗アレルギー作用は嬉しい効能です。普段飲むお茶を変えることで鼻水などの症状が少しでも軽くなるのであれば試したいですよね。
口臭予防もいつも飲むお茶でできるならとても嬉しい!
しかもノンカフェインでカロリー0!!甘いのに!!
うーん、今すぐ飲みたくなってきてしまいますね!(^^)!
花祭りに参加してまず甘茶の味が気に入ったら、おうちでも飲んでくださいね。
甘茶の入れ方
沸騰した1.0Lのお湯に甘茶の葉を約5g入れてください。
慣れないうちは、頻繁に味見をして自分の好みの甘さまで抽出し葉を引き上げます。
慣れてくると、だいたいこのくらい置いておくと美味しいぞという時間をつかめてくると思います。
美容にも健康にも良いお茶なので、家族で飲んでほしいと思います♪
まとめ
花祭りは、まだまだ馴染みがないという方も多い行事かな?と思いますが、日本でも昔から行われている行事。
命があることに感謝をするきっかけになる行事なので、近くの寺で行われる花祭りに家族で参加して見ましょう!
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