割印とは2つ以上の文書が同一なものもしくは関連する物ということを証明するために文書をそれぞれ重ねてまたがるように印鑑を押すことを言います。
契約書などでもよく使う割印ですが、つい失敗してしまった!なんて時に予備が用意できなかったら相手に失礼ですし、例え予備があってももう一度目を通してもらうなど手間になりますよね。
そこで今回は割印の訂正の仕方や割印の正しい押し方の紹介をします!
割印を失敗した!こんな時訂正印でやり直しはあり?
普段書類などでやる訂正の仕方と言えば、二重線を引いて訂正印を押すというやり方ですよね。
割印の場合はどうなのでしょうか?実はこの訂正の仕方はアウトなんです!!
割印の目的は割印後に書類の追加を防いだり、差し替えや抜き取りなどをしていない事を証明ためのものなのです。
仮に二重線で訂正印をすると文書を改ざんしたように疑われてしまうのです!間違っても訂正印でどうにかしようとは思わないでください。
ではどうしたらいいのか?次は割印失敗で無効になる例と、解決法としての有効な例を紹介します。
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割印が無効になる例・有効な例
一体どのような訂正がダメになるのでしょうか?ここで無効になる例と有効な例を紹介していきます!
無効になる例
・二重線での訂正
先ほど説明したように二重線での訂正はアウトになります。
・修正テープでの訂正
こちらもたまにありますが、同じように改ざんを疑われるのでアウトです。
・薄いのでもう一度上から押す
薄いともう一度なんとか押し直してみたくなりますが、こちらもアウトです。押し直したい気持ちはぐっとこらえましょう。
無効になる例はわかりましたね?では有効な例とはどのようなものなのでしょうか。実はたった1つで良いのです!
割印を有効にする方法
その方法は…
そう、たったこれだけなのです!
失敗した割印は訂正したくなりますが、訂正する=改ざんと受け取られてしまうので失敗した割印はそのままで新たに押し直しましょうね♪
簡単というか、単純な方法で良いのです!
再確認!割印の正しい押し方とは
失敗した時の対応は分かりましたね!ここからは割印の正しい押し方を再確認して行きましょう♪
割印自体は押す場所に法的規定はないのですが、上下に重ねてそれぞれの上部に印鑑が来るように押しましょう。
その際段差が出来るのでマットなどを敷いて押しやすくすると良いですね♪契約書の場合、割印の上部分が契約する相手に渡す書類になります。
3枚になると2枚目が印鑑の中心に来るようにすると押しやすくなります。
また3枚の時は、横に重ねて押す場合もありますが、契約者によっては1枚目は契約者であるなどのルールを設けている場合があるので押す前に確認しましょう。
収入印紙に割印する場合も規定はないのですが、一般的に右下に割印します。この割印を忘れると税金関連で指摘を受けるので気をつけて下さいね。
割印に似た物として契印があります。割印は2枚以上の書類の関係性などを証明するためのものですが、契印は冊子になっている契約書が1繋ぎになっていることを証明するものです。
こちらは押し方が冊子によって違い、ホッチキスで止められた冊子はすべてのページのつなぎ目に対してまたがるように印鑑を押します。
製本され、テープ止めされた冊子はテープの部分と表紙にまたがって印鑑を押すだけになります。
これは抜き取るにもテープをはがさないといけない為、テープの部分だけで済むのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
割印の失敗は焦ってしまいますが、焦らず訂正しようとしないで新たに割印を押しましょう!
とはいえ失敗するとかっこ悪くなってしまうので普段から焦らず丁寧に押すことを心がけましょうね♪
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