幼稚園や保育園の頃は、ママが持ち物の忘れ物がないように全面的に補助しながら生活していると思いますが、小学生になったら「自立」も促していきたいところ。
そう思っていたのに見守っているだけでは子供の忘れ物が酷すぎて困り果てた・・なんて経験はありませんか?何度言い聞かせても一向に治らないとイライラしてしまうこともありますよね。
学校での忘れ物は、学力の低下を招くだけでなく、周りの友達や先生からの信頼を失くす原因にもなりかねません。ですから、子供の忘れ癖はできるだけ早く治したいですよね。
とはいえ、口で言ってるだけではなかなか治らないもの。やはり子供の忘れ物には対策も必要です。
そこで今回は、我が子の忘れ物をなくすために、子供と一緒に実践できる忘れ物対策を紹介していきたいと思います。
これで大丈夫!子供の忘れ物対策5選
子供が忘れ物をしないための対策は、ただ一緒に持ち物を用意するだけではありません。そこまでのプロセスが大切です。
宿題を先に済ませる
宿題が済んでいないと、明日の準備に集中することができません。持ち物の取りこぼしがないようようにするためには、はじめに宿題を済ませてしまうのは大前提。
宿題が終われば、ランドセルから教科書やノートを何度も出し入れする必要がなくなるので、明日の準備が効率的に進みます。
持ち物リストを作って子供と一緒にチェックしていく
まず、メモに次の日の持ち物をリストにし「見える化」をしましょう。
次にリスト化した持ち物を1つずつランドセルに入れていき、メモにチェックマークをつけていきます。全ての項目にチェックがついたらもう安心。
大人のお仕事のようにチェックしたりするの、意外に子供って大好きですよ。
はじめはお子さんと一緒に持ち物チェックを行い、慣れてきたら子供が一人でできるよう、作業を託してあげてください。親は継続できるかを見守りましょう。
メモは玄関や冷蔵庫などの目につきやすい場所に貼っておくのがお勧めです。
整理整頓ができるようにサポートする
部屋に物が多すぎたり物が散らばっていたりすると、失くし物も増えるし忘れ物もしやすくなります。
物の管理が苦手なのは、子供なら仕方のないことです。はじめは親がサポートして、子供がしっかりと整理整頓できるようになるまで付き添ってあげてください。
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実は整理整頓も忘れ物対策の大切なことの一つ。子供が整理整頓しやすくなるコツをお伝えします。
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子供に教えたい整理整頓のコツ
物の定位置を決める。これは整理整頓を仕事としている人もよく言ってます。子供の場合は必ず学校で使う道具をまとめるようにしてあげましょう。
例えば、勉強机の周りに棚を置いて、そこに体操着や上履き、給食着などをまとめて収納するようにしてください。使用頻度の高い物とそうでない物を分けるとより整理整頓がしやすくなります。
部屋そのものは汚してしまうことがどうしてもあると思います。でも学校用品は必ずここにある、と言う状況を作ることで忘れ物はグンと減るでしょう。
そして次のことも関係のないようで深く関係のあることです。
生活習慣を見直す
忘れ物の原因は、生活習慣と大いに関係があります。
例えば、起床時間が遅いと登校までにバタバタするので忘れ物をしやすくなります。その場合は、子供の就寝時間を早めにするようにしてください。朝の時間に余裕ができれば、登校前に改めて忘れ物がないかしっかりと確認することができるため、確実に忘れ物を減らすことができます。
早寝早起きの習慣化には大体3週間くらいかかると言われていますが、1度習慣化してしまえば、自然とできるようになるので、お子さんと一緒に粘り強く習慣づくりに励んでみてはいかがですか?
毎日同じ時間に準備をする
これも習慣づくりによって忘れ物を減らす方法です。毎日同じ時間に明日の支度ができるようになれば、お子さんの「明日の朝支度すればいいや」を防ぐことができます。
夕飯前には明日の支度を済ませる、お風呂に入るまでに明日の支度を済ませておく、などのルールを設けて、それをお子さんに守らせるようにしましょう。
ちゃんと支度ができたらしっかりと褒めてあげてくださいね。ちゃんと褒めてあげればお子さんのモチベーションも持続します。
子供の忘れ物でイライラしてしまった時は
何度注意しても子供の忘れもの癖が全く治らないと、うんざりしてイライラしてしまうこともあるかと思います。
でも、そんな時に声を上げて怒鳴りつけたりしてはいけません。イライラの怒りをぶつければ、恐怖で忘れ物をしなくなるお子さんもいるかもしれませんが、そんな方法で問題を解決しても決して親子のためにはなりません。
怒鳴りたい気持ちもわかりますが、ぐっとイライラを我慢して冷静な対応をするようにしましょう。本来は叱られて当然の場面で器の大きさを見せれば、子供は親を尊敬し、前よりもちゃんと言うことを聞くようになります。
忘れ物が治らなかったら、どうすれば忘れ物がなくなるか一緒に考えて大人の知恵を貸してあげましょう。
一緒に対策を考えて実践していけば、親子の絆も深まります。忘れ物対策を子供と一緒に楽しむくらいの気持ちで臨めるといいですね。
子供の異常な程の忘れ物、それって病気かも・・
忘れ物があまりにもひどい場合は、ADHDという病気の可能性も考えられます。
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、集中力がない・じっとしていられない・考えずに行動してしまう、の3つの症状が見られる発達障害のことです。
ADHDのお子さんには、片付けや整理整頓が苦手、我慢できずにすぐ癇癪を起こす、などの特徴が見られるようです。子供の忘れ物が通常では考えられないくらい深刻だと思ったら、1度医師に相談しに行くことも検討しましょう。
まとめ
お子さんの忘れ物が多いと親は苦労するかもしれませんが、忘れ物対策を手伝ってあげることで、子供と一緒に親も成長することができます。
一見するとマイナス要素しかないように思える忘れ癖という悪習慣ですが、それを利用して親子の絆を深めることができたら素晴らしいですね。
根気よく毎日子供の忘れ物対策を頑張りましょう!
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