冷蔵庫を移動といえば引越しや廃棄処分、リサイクルの時でしょうか。自分で冷蔵庫を移動する時には、知っておきたい注意とコツがあります。なかなか動かすものではないので、ポイントを事前に押さえておきましょう!失敗しないために守りたいことを順番にお伝えします!
冷蔵庫の移動の注意(前日まで)
冷蔵庫を運ぶことだけを考えてしまいがちですが、事前にしておきたいこともたくさんあります。準備が成功の秘訣!どれも大事なことなので、しっかり確認しておきましょう。
1 中身を計画的に減らす!
意外と見落としがちなのが、中身について。移動する際、冷蔵庫の中身はすべて出しておかなければいけません。ほんの数日前に気づいても食べ物を無駄にしてしまいます。作業時にお肉など生鮮食品は長時間冷蔵庫外に出しておくとダメになってしまうので、移動日までに使い切り、買わないようにしておきましょう。
2 経路の確認
冷蔵庫の大きさに対して、運ぶ道はどれくらいの広さなのか??運んでみたけど「通られへん!!」なんてことにならないように、冷蔵庫の大きさと移動経路の確認を必ずしておきましょう。
- 冷蔵庫の大きさ
- 移動経路の確認
3 車の手配・道具の手配・人数の確保
車を使用するなら手配しておき、あらかじめ本当に冷蔵庫が入るかどうかの確認をしておきます。どのように入れて、どのように固定するか・・などきちんと決めておくことが大切です。当日、車まで行けても移動ができないなんてことになると大変です。
台車など道具が必要なら手配、助っ人もさがしておきます。グッズも探してみると、楽天やアマゾンに色々あります。本格的なものだけじゃなく、他にも使えそうなものもあるので、検討してみてもいいかもしれません。(道具については後述します)
- 助っ人を探す!
- 車をゲット!
- 必要な道具があれば手に入れる!
4 コンセントは前日に抜いておく
移動の前日までに、冷蔵庫のコンセントを抜いて電源をオフにしておきます。これは冷蔵庫についている霜をあらかじめ溶かしておくためです。また、コンセントをぬくときは冷蔵庫下に水に濡れても大丈夫なようにシートを敷いておきましょう。これをしておかないと、冷蔵庫の周りが水でビチョビチョになってしまうかもしれません!!(水抜きの注意点は後ほど説明します!)
また、冷蔵庫の下付近にある受け皿も見て、水が溜まっているなら抜いておきましょう。
- コンセントを前日までに抜く!
いよいよ移動当日!
前日までの準備は整っていますか??次に冷蔵庫の移動当日の注意点についてです。
1 事前準備
前日までに確認した経路にあるドアなどを開けます。ドアは動くと当たるので養生テープなどで固定しておく方が良いでしょう。冷蔵庫のドアも思わぬ時に開くと怖いので、養生テープなどで固定しておきましょう。
できれば毛布や布で冷蔵庫をくるみ、保護しておきましょう。万が一当たった時、冷蔵庫も家も傷がつかなくて済みます。もし思うようにいかず、玄関や普通の通路では通れない場合は特殊な機械が必要なこともあるので、自力で運ぶのはやめてプロに頼みましょう。
2 冷蔵庫移動の仕方
冷蔵庫の移動で注意したいことは、移動時の冷蔵庫の向きです。冷蔵庫は基本は立てて運ぶようにしてください。とはいえ、低い部分を通す時や、トラックタイプの車がなければなかなかそうはいきませんね。冷蔵庫の運搬の際、一時的に斜めや横になるのは大丈夫です。絶対に横にしては行けないというわけではありません。ただし冷蔵庫は長時間横にしておくのは良くありません。理由はコンプレッサーの中のオイルが冷却する機械部分に入り込んでしまい、故障の原因になるからです。
横にしないと運べず、冷蔵庫の移動時に横にした場合は搬入してもすぐに電源は入れずに最低2時間、可能であれば一日以上経過してからコンセントをさして電源を入れるようにしましょう。早く食材を冷蔵庫に入れたいとは思いますが、この時間経過が冷蔵庫にとって大事なんです。オイルが流れて出てしまっていた場合、元に戻る時間をあげましょう。
3 冷却開始
冷蔵庫が冷えるまでにかかる時間は、電源を入れてから五時間程度。すっと冷えるものではないので、食材を入れてしまわないように注意してくださいね。冷蔵庫はないと困るものなので時間がかかるのがいやだけど、この冷却時間も計算に入れて冷蔵庫の移動を計画してくださいね。
順番に見ていったので、冷蔵庫の移動のイメージはつかめましたか??では、次に冷蔵庫の移動に道具はあったほうがいいのかを見ていきたいと思います。
冷蔵庫の移動に道具は必要?
基本的に冷蔵庫の移動には特別な道具はいりませんが、大きくて重くて持ちにくい冷蔵庫を少しでも楽に移動するには便利なグッズもあります。楽天やアマゾンで探してみると色々とグッズがでてきます!
冷蔵庫や家具のような大きいものを運ぶ時に役立つキャリーベルトや台車があります。個人で揃えるとすればベルトタイプが一番手軽で用途も広いのでおすすめです。値段も調べてみると1000円程度なので買いやすいです!
キャリーラクダ
水抜きは必要?
冷蔵庫の移動といえば、よく聞くのが「水抜き」です。冷蔵庫を移動する場合は、水抜きを行いましょう。最近は霜取りをしなくてもいい機種がありますが、製氷機や製氷皿は見落としやすいポイント。水が機械のところに入ると壊れる可能性もあるので、必ずみておいてくださいね。水抜きの順序はこちら。
- 製氷の機能を止めておく。(二日前にしておきましょう)
- 製氷皿と氷がたまる部分をチェック。
- 電源を前日にはオフにしておく
- 動かす前には水受けをチェックする
冷蔵庫の移動は一人でできる?
冷蔵庫の移動のコツはわかった!!だから一人で運ぼう!!・・っとはなかなかならないのが冷蔵庫です。できるなら人に迷惑をかけず、さらにはお金をかけずに移動をさせたいところですが、引越しやさんで働いていて自信があるぜ!!と言う方以外は冷蔵庫を一人で運搬するのはできるだけやめておきましょう。一人暮らし用程度の大きさで、2ドアタイプ位のものなら「背負う」「抱える」で運搬できる場合もありますが、ファミリータイプであればまず無理です。
やはり人数は最低でも2人はいてほしいです。一人で無理をしたら、下手をすると怪我をしたり冷蔵庫を壊す原因となってしまいます。冷蔵庫は大きいだけではなく重く、持ちにくいのが運びにくい原因の一つ。だから、プロでもベルトを使って運んだりプロでも専用の台車を使ったりしています。
体のこと、冷蔵庫のことを考えるなら無理をしないでおきましょう。無理をすることで、結果余計にお金をかけてしまうことになりかねません!それだけは避けたいですね。
まとめ
- 冷蔵庫移動の注意点(前日まで)
- 冷蔵庫移動の注意点(当日)
- 冷蔵庫移動時の道具について
- 冷蔵庫の移動は一人でできるか?
についてみてきました。色々気にしなければいけないけど、事前に流れを掴んでおくことが大事。くれぐれも怪我だけはしないように冷蔵庫の移動を成功させましょう!!
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