液体とプラスチックと金具??いろんな素材が使われているライターは捨て方を迷うもの。普段使わなくてもなぜか数本家にあったりします。もちろん1本くらいは何かの時のために置いておけばいいのですが、たくさんいらなかったりもします。タバコを吸わない場合・・使い道としてはお線香の着火やお誕生日のろうそくくらい??
我が家の場合もライター数本ありますが、最近はチャッカマンしか使わなくなっています。(対流式のストーブをつけるのに使っています)ないと困るけど、たくさんあるといらないのがライターなんですよね。でも火がつくものだし、すぐ手に入るものとは言えライターは危険物です。きちんと捨てないと重大事故が起こっては大変!適当に捨ててはいけません。
改めて
- ライターの捨て方としてはいけない捨て方
- 中身が残っている場合の捨て方
- 使い捨てライターのガス抜き方法
- 壊れたライターの捨て方
をまとめます。迷ったときの参考にしてくださいね。
ライターの捨て方
もしも数本捨てたい場合はまず中身があるかどうかを調べてみます。ライターの捨て方としての基本は全て使い切って、中身(ガス)がなくなってから捨てるようにします。さらに水に1日つけておきます。
ライターの捨て方の基本!
- 中身を全て使い切る!!
- そのあと1日水につける!!
そして処分方法ですが、次のような方法があります。
自治体の回収
まずは自治体の回収がどのようになっているかを調べましょう。私の市では、上記のように中身を使いきり、一日水につけた後「一般ゴミ」に捨てることになっています。金具とかもあるのでついつい粗大ゴミかな?と迷ってしまいますが、車両火災や事故を防ぐため一般ゴミとしているようです。
住んでる場所により排出方法に違いがあります。特にライターの場合は重大事故につながる可能性が高いものなので、思った方法と違う場合も。もしわからなければゴミカレンダーやゴミ関係の課に問い合わせをして確認してください。
中身のガス抜き方法は後述します!
回収ボックス
市役所や公民館、消防署や市民センターなど公共の施設などに回収ボックスが置かれている場合があります。使い捨てライターの捨て方で相談を受けたりして困ってる人が多いことを配慮しているんですね。
最近では設置している市町村も多くなっています。基本はガス抜きをして捨てるのですが、私の住んでいるお隣の市で聞いてみたところ、ガスが残っていても回収ボックスに入れてもいいと言うことでした。私の住んでる市には回収ボックスがないようでしたが、ガスが入っていても回収してくれる市もある・・。回収ボックスも住んでる市町村により本当にまちまちです。もしかしたらあなたの住んでいる地域にもボックスがあるかもしれません。中身のガスの有無はどうなのか??も調べてみましょう。
回収ボックスがなかったり、あってもガスを必ず抜かなければいけない場合は下記のガス抜き方法を参照してください。
使う人にあげる
難しいことを考えずに、使う人にもらってもらうのもおすすめします!タバコを吸う人や、お線香をつける人ならわざわざ買うものだから、引き取ってもらえると思いますよ!自分がいらないものを、欲しい人にもらってもらう・・これが叶うといつも嬉しい気持ちになります。
無理強いはいけませんが、必要かな?と思う人に聞いてみましょう!
★それから、してはいけないライターの捨て方。
お店などのゴミ箱なら大丈夫と思って捨てていませんか??事業者は自治体ではなく、独自でゴミを収集してもらうよう契約を結んでいることも多いです。だからなんでも捨ててもいいか?というと絶対にそうではありません。
自治体回収ではないから、ルールがない。これは間違いです。ライターはあくまでも危険物ということを意識して、決められた方法で出すようにしましょう。
中身が残っているライターの捨て方は?
ライターを捨てようと思った時、中身がまだある場合は基本的にガス抜き作業をしてから捨てることになります。このガス抜きをどうしたらいいかわからないし、めんどくさいからなかなか捨てられなかったりするんですよね。
時間は少々かかるけど、ガス抜き作業自体は簡単です。次の項で説明します。「ガス」なので事故が起こらないように注意事項もあります。まずは最後まで目を通して理解してからガス抜き作業をしてくださいね。
ライターガス抜き方法
使い捨てライターでもチャッカマンにもどちらにも可能な方法をご紹介しますね。
①ビニールテープまたはセロハンテープを用意します。
②片手がふさがるので、8センチほどにテープをあらかじめ切っておきます。
③ライターの火をつけます。
④火がついても着火するレバーから手を離さずに、押したまま火に息をかけて消します。
※着火レバーをおさえた状態でガスが液体から気体へと変わってライターから外に出ます。「シューーー」っと言う音を確認してください。この状態で中にあるガスを全て抜きます。内容量にもよりますが、2時間程度かかると考えておきましょう。もしも出が悪いなと思ったら、ライターについている日の大きさを調整するレバーをプラス最大にします。
⑤押したままの着火レバーを固定するように用意していたテープを貼ります。手を離しても押したままの状態にしなければいけないので、外れてしまいそうなら何枚か貼ってしっかりと固定します。
⑥火がついた状態ではないことをもう一度確認し、しばらく置いておきます。
※2時間以上おいておきますが、完全放置せず引火しないか、子供が触らないか、違う場所に間違って置かれないか・・など見ておいてください。ガスが出ているので、危険です。
⑦中身がなくなったかチェックします。テープを外し、火をつけてみます。
※テープを剥がして着火してみるのですが、もし少しでもガスが残っていて火がついてしまい、抜いたガスが近くに浮遊していたら大変なことになります。もしもを防ぐため、ガスを出していた場所を離れてから着火してみます。
⑧数回カチカチしてみても火がつかなかったら、ガス抜き完了です。
あとは自治体の回収日に、しっかりと分別して出してください!
注意点
- 必ず屋外で行う。
- 人通りの少ない場所を選ぶ
- 風向きにも注意する。
- 周りに火の気が無いかどうかを必ず確かめる
- 近くに家がある場合は窓を閉める
- ガスを吸わないように気をつける
- 目につかないように、できればゴーグル等をつける
- 大人が行う
ガス抜きがすんなりできればいいのですが、一部が壊れていたりしてガス抜きできないライターはどうしたらいいのでしょうか??
壊れたライターの捨て方
上記に紹介したようなガス抜きをしたいと思っても、火をつけるレバー部分が押せない!などの場合どうしたらいいのでしょうか??一番初めにもお伝えしましたが、ライターはガスを抜いて処分しないことには危険がいっぱいです。この場合は仕方ないので、普段開けない部分を開けることになります。どちらかできる方で試してみてください。
方法1
ペンチなどを使って部品を取り外します。開けてはいけない部分を開けることになります。中身が飛び出たりすると危険ですので、しっかり抑える、ゴーグルをつけるなど防衛策をとっておこなってくださいね。
方法2
しっかり濡らした不要なタオルにライターを包み、上からトンカチ等でガスが入っている部分を割ります。タオルにガスが吸い込まれるようにします。タオルは燃えるゴミの日に出すようにします。
注意点
- 必ず屋外で行ってください!
- 人通りの少ない場所を選ぶようにする
- 風向きにも注意する。
- 周りに火の気が無いかどうかを確かめる
- 近くに家がある場合は窓を閉める
- ガスを吸わないように気をつける
- ゴーグル等をつける
- 大人が行う
使い捨てライターにガスは補充できる?
一部使い捨てライターではガス補充ができるものもあるようです。100円なのに使い捨てじゃない!!ってことで補充できると得した気分になるかもしれませんが、もしもそのような方法を見つけても「使い捨てライターにガスの補充はしない」でください。
あくまでも使い捨て用として作られたもの。そしてガスは危険物。やってみよう!と言う興味本位で補充をしてみて事故が起こってしまったら大変です。爆発したり火事になったり、怪我の原因になったりするのは考えればわかります。
チャッカマンも同じです!使い捨てのものにガスを補充するのはやめましょう。
補充できるライターも売ってるし、新しい使い捨てライターもすぐ売ってますので、購入するようにしてくださいね。
捨てようと思ったライターの保管
必要なライターはきちんと保管している場合が多いですが、捨てるつもりのライターの場合、まとめて袋に入れたりしてなんとなく置いてしまっていませんか??ライターはすぐに手に入るし身近なものなので「危険」意識が薄くなっている場合が多いです。小さいライターの火でも大きい家事を引き起こす原因となります。特に子供のいる家庭では絶対に気をつけなくてはいけません。
うちの子たちも、やはり火には興味津々。ストーブをつけるときなど、普段はさわれしてもらえないものだけに、チャンスがあればやってみたい気持ちが込み上げるようです。
ライターは危険なものだと大人も改めて意識をし、すぐに触れない場所に置く、少しの火でも火災が起こること、勝手に持ち出さないようにするなど注意が必要です。
チャイルドレジスタンス機能つき(子供がすぐにつけられないようにしてある)ライターかどうかも確認してみてくださいね。
まとめ
決められたライターの捨て方を心がけることで、ゴミを収集する人の安全を守ることにもなります。運搬中のゴミ収集車が火災が起きてしまうなんてことがあればとても恐ろしいです。
ガス抜きなど少々手間がかかりますが、それも安全のため。ルールを守って処分するようにしましょう。
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