日常使っているもののあらゆるところに使われているマジックテープ!
マジックテープは簡単に着脱できてとても便利な道具ですが、長く使っているうちにだんだんと接着力が落ちてしまうのが難点ですよね・・。
マジックテープがくっつきにくくなったからと言って製品そのものをすぐに捨てるのは勿体無いので、できるだけ長く使いたいですよね。
そこで今回は、マジックテープを復活させる方法をあっという間の3ステップでお伝えしたいと思います。熱処理によるとっておきの裏技もありますので是非参考にしてみてください。
それから、マジックテープを長持ちさせるためのコツも一緒に伝授します!
マジックテープを復活させるためにはまず初めにどうやってくっついてるのか?を知らないとやりにくいので、まずは仕組みからお話しさせてください!
マジックテープ復活の前に仕組みを知ろう!
マジックテープの復活方法を知るには、まずなぜくっつかなくなるのか?原因を知ることが大切。そこからお話ししますね。
マジックテープにはオスのフック面とメスのループ面があります。フック面はギザギザしている方で、ループ面はふんわりふわふわしている方です。
マジックテープがくっつくのは、カギ状のフックが丸いループに引っかかるから。
フックとループはすんなりと結びつきますがある程度の力を加えないと剥がせません。このような仕組みでマジックテープはとってもカンタンに着脱可能となっています。
以上のメカニズムを踏まえるとマジックテープがくっつかなくなる理由もわかりますよね。
そう、フックがループに引っかからなくなるとマジックテープは機能を失ってしまうわけです。ちなみにフックとループが上手にかみ合わないケースは下記の3つ。
- フックもしくはループにたくさんのゴミが絡み付いている
- フックの先端が伸びきってループに引っかからなくなる
- ループがちぎれてフックが引っかからなくなる
3つの原因をみてみると、マジックテープの接着力を回復させるためには
「ゴミを取り除く方法」
「フックを元の形に戻す方法」
の2通りが考えられます。
ループがちぎれてしまったらそれはマジックテープの寿命。ですので接着力の回復は期待できないので残念ながら復活は諦めなくてはなりません。
それでは初めに、ゴミ取りによってマジックテープを復活させる方法からご紹介していきますね。
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マジックテープを復活させる方法~ごみ取り編~
ゴミがついていることによって接着力が失われているときは、ゴミを取り除けばいいのです!
マジックテープのごみ取りはカンタン3ステップです。ステップ1から順に試してみてください!
Step1 粘着テープ
まずは粘着テープでマジックテープについたゴミやホコリをぺたぺたと取っていきましょう。汚れがひどくない場合は、この方法でマジックテープのパワーを復活させられます。
簡単手軽で確実な方法と言えます!
Step2 ピンセット
髪の毛などの細かい付着物は粘着テープで取り除くことが難しい場合もあります。
そんな時にはピンセットを使ってみてください。ピンセットでゴミを取る際には、誤ってフックやループを引きちぎってしまわないように注意しましょう。
Step3 ブラシ
ピンセットを使ってもゴミが残ってしまうなら、最後はブラシの登場です。歯ブラシやクシでマジックテープをこすればしっかりと汚れを落とせます。
強度の高いペット用のクシならよりキレイに掃除できますのでお試しあれ。マジックテープになるべくダメージを与えないように気をつけてブラッシングしてくださいね。
・・・・・・
ゴミが原因で接着しにくくなった場合であれば、だいたいこの3ステップでマジックテープがある程度復活します!
他にも掃除機や毛玉取り機を使って付着物を吸い取る方法もあります。上記でダメなら試してみてくださいね!
ちなみに毛玉取り機は100円ショップのものがオススメです。一つ持っておくとセーターなどの毛玉にも使えるのでとっても便利ですよ!
それでもマジックテープが復活しない?
それはフックが伸びきっているのも原因かもしれません。次はもう一つの復活方法であるフックの先端の形を元に戻す方法をお伝えしていきます。
マジックテープを復活させる方法~熱処理編〜
フックが引っかからなくなったら、形状を元に戻すようにすれば接着力が復活します。
伸びきったフックは熱を加えることで元の形状に戻ります。フックの素材はプラスチックなので熱によって丸まっていくわけです。
熱の加え方は大きく分けて3種類。
- 熱湯
- ドライヤー
- アイロン
熱湯を使うなら沸騰したお湯をささっとフック面にかけます。ドライヤーなら熱風で少しの間マジックテープ(フック面)を温めてください。アイロンは一番弱い温度でフック面を熱しましょう。
ただし、いずれにしても熱を加えすぎるとマジックテープが全く使い物にならなくなってしまうというリスクがあります。
そのため、熱処理によってマジックテープを復活させる方法は奥の手としてとっておくのが無難です。
ゴミを取っても接着力が回復しなかったり、伸びきったフックが熱処理でも治らなかったりしたら、残念ですがもうマジックテープを復活させることはできません。
寿命ですね・・。完全に機能を失ったマジックテープは新しいものに交換するようにしてください。
マジックテープはそれだけで使うものではなく、何らかの製品に付いている場合がほとんどです。
もしマジックテープが寿命だった場合でも、マジックテープそのものを新しく交換するという手はありますが、それもなかなか手がかかることです。お裁縫が苦手なら製品そのものを捨ててしまうという選択をする人もいると思います。
そうならないためにも、使いながらできるだけマジックテープを長持ちさせる方法を次に紹介します。
マジックテープを長持ちさせるコツ
マジックテープがくっつかなくなるのはゴミがつくことも原因、ということをお話ししてきました。
ということは普段からゴミをつけないように工夫すれば、マジックテープの劣化を遅くすることができます。
ほんのちょっとした気遣いでマジックテープは長持ちするのです。以下の方法でマジックテープの寿命を延ばしてあげましょう。
使わないときでもマジックテープはくっつけておく
マジックテープを外したまま放置しておくとゴミやホコリがつきやすくなります。
使わないときでもマジックテープはくっつけておきましょう。
洗濯の際はマジックテープをくっつけたままネットに入れて洗う
ネットに入れて洗濯することでゴミの付着を少なくできます。
マジックテープ製品の洗濯にはネットが必需品です。と言いつつこれ、ついついそのまま洗濯しちゃうんですよね。うちの場合は子供の給食エプロン。
洗濯が終わるとマジックテープにゴミがつくだけでなく、他の衣類の繊維にくっついちゃったりしていて・・「ひょえ〜(汗)」という感じになります・・。
家族みんなに、マジックテープのあるものはネットに入れる!と徹底してもらいましょう。
マジックテープを剥がすときは横に引っ張らない
横に引っ張って外すとフック面が変形しやすくなったり、ループ面の毛羽立ちがひどくなったりするので注意が必要です。
マジックテープを剥がす時は優しく。癖づけるようにしてくださいね。
まとめ
マジックテープの接着力は意外と簡単な方法で復活させられることがわかりましたね。家にあるもので作業可能なので、マメにチェックするようにしましょう。
そして丁寧に扱えば十分に長持ちしますので、普段の生活から気をつけるようにし、定期的にメンテナンスしてマジックテープを大切に扱っていきましょう!
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