3月ともなると、春…出会いと別れの季節ですね。卒業と入学を迎える学生さんたちは、寂しくもあり期待に満ちた気持ちでしょう。
お別れするお友達や恩師には、きちんとお礼を伝えたいもの。友達には気軽にまた会ったり、携帯で話したりできる機会もあると思いますが、先生となると次会うのは同窓会の時になるかもしれません。
感謝の気持ちを歌えるには、アナログな方法ではありますが手紙が一番。スマートフォンが普及している現代だからこそ手紙にはグッとくる何かを感じてもらえるはずです。
とはいえなかなか手紙に何を書いていいのか?難しいですね。友達のように付き合ってくれた先生でも、手紙を渡すのであればきちんとしたものを渡して見ませんか?
この記事では、「先生への手紙の書き方の基本と例文」と、「卒業報告のお手紙の例文」をお伝えします。例文を参考にして、あなたらしさも加えるように意識しながら手紙を完成させてみてください。
お礼を伝えたい!!先生への手紙の書き方の例文をご紹介
先生への手紙となると、ちょっと緊張してしまいますよね。でも、そんなに堅苦しく考えなくても大丈夫です。きちんとした言葉を使うことを意識しながら、次のような内容の順番で書いていけばわかりやすく、伝わりやすい手紙が出来上がりますよ。
中身はあなたの気持ちを正直に書けばOKです!
手紙の内容は3部構成としましょう。
⑴出だし
【例文】
- 〇〇先生、△年間ご指導頂きありがとうございました。
- 先生には○年間、大変お世話になりました。本当にありがとうございます。
- 無事に卒業することができたのは、先生に温かく見守っていただいたおかげです。ありがとうございました。
- 私に対してどんなことでも真剣に耳を傾けてくれた○○先生、感謝の気持ちでいっぱいです。
出だしはまず、先生への感謝の気持ちを簡単に表すようにします。素直にありがとうと伝えましょう。
指導者として、あなたの成長はすごく嬉しいことです。そして改めてありがとうと言ってもらえると、さらに嬉しい気持ちが込み上げてくるもの。
言葉にしてお礼を伝えるのはとてもいいことです。
⑵中身
【例文】
- 〇〇先生のクラスはまとまっていて、本当に楽しかったです。
- 特に文化祭のときは、○○が完成するまでみんなで頑張ったことは私の自信にもなりました。△△のことを相談した時も、先生は親身になって一緒に頑張ってくれましたね。とても嬉しかったです。
- ○○先生の授業は分かりやすく、丁寧で、おかげで苦手な△△の科目を克服することができました。第一志望の□□大学に進学できるのは、○○先生のおかげだと思っています。
- いつも放課後に質問しにくる私に、プリントを作ってくれて感動しました。
ここでは誰でも書ける内容ではなく、ぜひあなたと先生に関するエピソードを書き込んでください!
この中身が、一番大切なところです。まずは言葉使いとか細かいことを考えずに、素直に書いてみてくださいね!良い手紙には、気持ちがこもっていることが一番大切ですし、その方が相手にも響きますから。
エピソードはなるべく、細かく、わかりやすく、自分はこう思った、こういうことを学んだ、といったことを書くことで相手の気持ちにスルリと入ります。
写真などをみながら考えるのも、楽しい時間となると思います。
⑶締め
【例文】
- 先生から教わったことを忘れずにこれからも頑張ります。
- たくさんの素晴らしい思い出を作って頂き、改めて本当にありがとうございました。
- これからもどんどん成長していきたいと思います。お体大切に過ごしてくださいね。
- 卒業して毎日は会えなくなりますが、近いうちに会えることを楽しみにしています。
- 私もさらに成長するよう頑張ります!先生のさらなる飛躍も願っております!
自分のこれからや先生への労りの気持ちを込めて、締めの言葉を考えましょう。
・・・・・
⑴⑵⑶を考えて組み合わせれば、まとまりのある手紙になります。
伝えたいことがありすぎて、ついついたくさん書いてしまいがちですが、だらだらと色々書くよりも、伝えたいことをギュッと込めた潔い手紙はとても心に残るものです。
先生への感謝の気持ちを言葉にしてみましょう。
先生への「卒業報告」の書き方とは
これから社会人になるなどの節目の際、過去の先生に無事に学生生活を卒業する報告を手紙で送ってみませんか?
年賀状をやりとりしている場合なんかは、年が変わるごとに状況を報告する機会もありますが、どうしても会う機会もなくなっていくことも多いと思います。
この機会に手紙を送れば、とても嬉しく思っていただけるはず。普段は手紙などなかなか送れませんが、卒業はよいきっかけ。感謝の気持ちも込めつつ先生に卒業報告をしましょう。その際の例文は以下のような感じです。
例文はちょっと堅苦しいですけど、先生と自分との関係によってもう少し柔らかく表現しても良いと思います。
【出だし】
拝啓 暖かな春風が気持ちよい季節となりました。○○先生におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
【中身】
さて、この度私は無事に△△大学を卒業しましたことをご報告致します。在学中はお世話になりありがとうございました。○○先生から教わった□□を胸に抱き、春からは社会人として精進して参ります。
今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいいたします。
【締め】
季節の変わり目ゆえ、くれぐれもご自愛ください。またお会いできますことを楽しみにしております。
敬具
先生と生徒という関係ですが、この出会いってとても運命的なもの。
自分を育ててくれた恩師に、ぜひ自分の「今」を伝えてくださいね。
まとめ
感謝の手紙を書くことで、自分自身にとっても大切な思い出がしっかりと記憶に残ることでしょう。どうか照れずに大切な恩師に素直に気持ちを込めて書いてみて下さいね。
ずっと先生と良い関係でいられますように。
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