誰かの心遣いに感動したときや何かしていただいた時など、お礼の言葉を贈りたい時があります。
嬉しくて何か温かい言葉を伝えたいのに、手紙を書いた経験があまりないからどう綴っていいかのわからない。そんな声をよく耳にします。
そこで今回は、感謝の気持ちやお礼の気持ちを伝えたい時に使える温かい言葉の例文や、書き出しと締めの言葉、そして温かい言葉を綴る際に参考となる素敵な名言などをご紹介したいと思います。
温かい言葉でお礼!例文一覧
一番良いのは自分の言葉でお礼の気持ちをそのまま表現することですが、手紙に慣れていないうちは中々筆が進まないものです。思っていることを言葉にするのはとっても難しいのです。
そんな時役立つのが例文です。温かい綺麗な言葉で、礼儀正しく失礼のないように気持ちを伝えることができます。
自分の気持ちに一番近いものを選べるように、いくつか文例を下記にご紹介します。自分なりにアレンジしたり、付け加えたりしながらメッセージを作ってみてくださいね。
■お礼に使いたい温かい言葉■
- 感謝の気持ちでいっぱいです
- あたたかいお言葉に、いつも元気づけられています
- お礼の申し上げようもございません
- お心配り感謝いたします
- 力強い励ましのお言葉、ありがとうございます
- ご親切を賜りありがとうございます
- いつもよくしてくださって、嬉しい限りです
- 重ねてお礼申し上げます
- 温かいお心遣いに感激いたしました
- ご丁寧にありがとうございました
上記の温かい言葉と、伝える相手とのエピソードを交えるようにして書くと、さらにメッセージに温かみが増します。かしこまりすぎず、リラックスした状態で言葉を紡いでいきましょう。
お礼の部分で温かい言葉を伝えられても、書き出しや締めも考えなければいけませんね。次は文章全体がまとまる書き出しと締めの言葉をご紹介します。
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温かい言葉を繋げる書き出しと締めの言葉
お礼の言葉をしたためる際に、「何から書き始めたらいいかわからない」「どんな言葉で締めくくればいいかわからない」そういった悩みの声はよく聞きます。
お手紙だから、書き出しや文の締めの部分があります。お礼の言葉だけを述べればいいということではありませんよね。
そこで、冒頭の書き出しと締めの結びの具体例をいくつかご紹介します。ちなみに本文に入るための冒頭部分の書き出しを「起語」、本文を締めくくる結びの挨拶を「結語」と言います。
書き出しの3パターン
- さて、~~
- この度は、~~
- 先日は、~~
結びの挨拶5パターン
- またお会いできる日を楽しみにしております
- 今後ともよろしくお願いいたします
- ますますのご活躍をお祈り申しあげます
- ご多幸お祈り申しあげます
- 時節柄くれぐれもご自愛くださいませ
書き出しは上記の3パターンを使えば間違いありません。結語は他にもたくさんの種類があるので、自分の好きな言葉をセレクトするようにしましょう。
お礼の手紙を書く際に気をつけること
お祝いを頂いたら、できるだけ早くお礼をすることが大切です。手紙を送る場合は、遅くても2~3日の間には相手方に届くようにしてください。
万が一遅れてしまったとしても、ちゃんとお詫びの言葉を差し込めば問題ありません。以下のような例文を手紙の本文に差し込んで、お詫びの挨拶としましょう。
- お礼のお手紙が遅れてしまい、大変申しございません
- 本当はもっと早くお伝えしたかったのですが
- 遅くなってしまいましたが、温かいお気持ちは十二分に届いています
日ごろ忙しくしていると、どうしても返事が遅くなりがちになります。きちんと遅くなったお詫びを言葉にすればちゃんと伝わります。
温かい言葉を贈りたいなら、素敵な名言を参考に!
礼儀やマナーはもちろん大切ですが、手紙だからといっていつも以上にかしこまる必要はありません。
お礼状において何よりも大切なことは、等身大の言葉で感謝の気持ちをストレートに表現することです。
人の心を温かくするのは、マナーや礼儀ではなく、純粋な本音。それを如実に表しているのが「詩」だと思います。
中でも相田みつをさんの書く詩は、純粋な表現がとても心に響きます。参考までに、いくつかご紹介させていただきますね。
ぐちをこぼしたっていいがな
弱音を吐いたっていいがな
人間だもの
たまには涙をみせたっていいがな
生きてるんだもの
あのときの
あの苦しみも
あのときの
あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じぶんが自分になるための
私がこの世に生まれてきたのは
私でなければできない仕事が
何かひとつこの世にあるからなのだコピーライト(C)相田みつを美術館
どれもメモに書いて携帯しておきたいくらい素敵な名言ですよね。
相田みつをさんの詩は素朴な表現で本音が綴られているからこそ、人を感動させるパワーを持っています。
お礼のメッセージもどこか自分らしさが伝わるような、そんな手紙を綴れたら受け取った側も嬉しい気持ちが増すのではないでしょうか。
まとめ
自分らしいお礼の言葉を綴ることができましたか?紹介した例文、書き出しと締めのパターンを使って、温かいお礼の手紙にできたら良いですね。
何よりも大切なのはストレートに感謝の気持ちを伝えること。気負わずに素直な気持ちを文字に起こしてみてくださいね。
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